作家 佐藤泰志
没後35年
「書くことの重さ 作家 佐藤泰志」
「ヒロシマ ナガサキ 最後の二重被爆者」
語り:村上新梧
出演:松﨑謙二、函館西高校の皆さんほか
製作・配給:タキオンジャパン
73分 ©TAKION JAPAN 2025
1967年10月8日、羽田空港に通じる
「弁天橋」でおきた学生と機動隊の衝突
その現場で一人の学生の
“18歳の命”が喪われた
函館西高校3年の佐藤泰志は、
その“衝撃”を渾身の思いを込めて書き上げた
北海道函館市出身。函館西高校3年の時、「市街戦のジャズメン」で第5回有島青少年文芸賞(主催 北海道新聞社)優秀賞受賞。しかし本紙面に載らず、翌1968年「北方文芸」に掲載。1981年「きみの鳥はうたえる」から、芥川賞候補5回、しかし受賞できず。1990年自ら命を絶つ。その後2005年に作品集が出版されてから、注目を集め、「海炭市叙景」(2010年)以降、6本の劇映画が公開されている。
1967年10月8日佐藤栄作首相の南ベトナム訪問阻止を目的に、全国から3000名の学生が羽田空港に繋がる「弁天橋」「穴守橋」「稲荷橋」に集結し、警視庁機動隊と衝突した。「弁天橋」上で、山﨑博昭さん(京都大学1回生)が死亡した。学生側は角材(ゲバ棒)を初めて使用し、機動隊は催涙ガスで応戦した。
1949年(昭和24年)に函館市で生まれた佐藤泰志は、中学生のころから執筆活動を始め、「芥川賞を獲る」と宣言していた。1966年(函館西高校2年)「第4回有島青少年文芸賞」では「青春の記憶」で優秀賞を受賞し、北海道新聞(主催)の紙面を飾った。翌1967年10月8日の「羽田闘争」に衝撃を受け、ジャズに詳しい同級生関口精治の影響を受け、闘う学生を「市街戦のジャズメン」と形容した。「第5回有島青少年文芸賞」優秀賞に選ばれたが、その“過激な内容”から新聞本紙に掲載されなかった。佐藤泰志の“事実上”のデビュー作である。
特別協力: 佐藤喜美子、北海道新聞社、
函館西高等学校、北海道文学館、
函館市文学館(小林英砂)、佐藤和範
映像提供:「現認報告書」小川紳介監督、
アテネ・フランセ文化センター
写真提供:「過激派の時代」北井一夫
スタッフ:撮影/進藤清史 照明/男澤克幸
録音/鈴木匡宏
音響/木下勝哉 編集/熊谷むつみ
MA/梶江隆一
宣伝/FRAME
プロデューサー・美術/穴釜好知
10月4日(土)~10月10日(金)
☆初日 稲塚監督舞台挨拶あり
元町映画館
神戸市中央区元町通4-1-12
078-366-2636
www.motoei.com
10月10日(金)~16日(木)
☆10月10日・11日監督挨拶あり
シネマアイリス
函館市本町22-1
0138-31-6761
www.cinemairis.com
10月11日(土)~17日(金)
シアターセブン
大阪市淀川区十三本町1-7-27 サンボードシティ5階
06-4862-7733
theater-seven.com
10月24日(金)~10月30日(木)
☆初日 稲塚監督舞台挨拶あり
京都シネマ
京都市下京区烏丸通COCON3階
075-363-4723
www.kyotocinema.jp
今後全国で公開見込みですが、
自主上映会を希望される方は、
お問い合わせください。
製作・配給 タキオンジャパン